こんなやつを作りたい。
Autolayoutで等間隔にビューを並べる方法はガイドに記載がある。
Auto Layout ガイド - ビューを等間隔で並べる (P.31)
ビューの等間隔配置の機能は Autolayoutの自体には無くて、それぞれのビューの間にスペーサとなるビューを入れて間隔を調整する方法を取るらしい。
なるほど。スペーサ幅を可変にして、かつ全スペーサの幅が同じになるような制約が作れればいいわけだ。
実際やってみよう。
こんな感じでビューを配置して制約を作る。
スペーサ(黄色とオレンジ色のやつ)はデバッグしやすいように色をつけて縦位置も意図的にずらしてある。
制約を作るにはコントロールキーを押しながらスペーサをクリックして、そのままドラッグしてビュー(緑色)へ接続する。
すると作成可能な制約の一覧が出てくるので Horizontal Spacing を選ぶ。
これだけ。
この操作を全てのスペーサについて行う。
また全てのスペーサが同じ幅(width)を持つように設定しておく。これは上記のようなドラッグ操作を最初のスペーサと他のスペーサ間で行い Equal Widths を選べばいい(最初のスペーサを基準にしておく)。
その他、縦位置はお好みで。例ではビューが画面縦の中央に配置するようにしてある。
これで終わり。コーディングは無し。
実行してみよう。
iPhone縦
iPhone横
iPad縦
iPad横
いい感じ。
やってみた感じではドキュメントにあるような Relation=Less than or Equal や Priority=999の設定は不要だった(むしろ設定するとうまく行かなかった。やり方がまずかったのかも)。
サンプルのソース
iOS7-Sample/AutolayoutSample2
- - - -
Autolayoutは強力だがプリミティブすぎて少しでも凝ったことをやろうとすると今のままではちょっと面倒だし難解。今後は等間隔配置のような1段上のレベルのレイアウトを支援するような機能が望まれる。例えばInterfaceBuilder上でビューを複数選んでボタンをポチると配置が完了するとか、等間隔を管理するクラスを導入するとか(これはもしかするとサードパーティから出てるかもしれない)。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
人気の投稿(過去 30日間)
-
パスワードを暗号化して安全に iPhone/iPad へ保管したい。iOS はこの用途の為に Keychain Services を提供している。今回は Keychain Services について調べてみた。リファレンスの内容に加え、独自に調査・検証した結果をまとめてある。動作...
-
[前回] Cocoaの日々: 簡易スライドビューア [3] ダブルタップで拡大 今回は画面回転をサポートしてみる。 回転処理後の位置と大きさ お約束として(?)まずは shouldAutorotateInterfaceOrientation: をオーバライドして YE...
-
起動時間が長いとクラッシュ iOS アプリは起動に時間がかかりすぎるとクラッシュする。具体的にはアプリで -[UIApplication application:didFinishLaunchingWithOptions:] での処理が規定された時間を越えた場合に iOS によ...
-
ズーム処理をUIImageのサブクラスを作って実装していたのをやめて、それが載る UIScrollViewをサブクラス化して実装することにした。 こんなのを こんな感じに [変更前] @interface CustomImageView : UIImage <ui...
-
カスタムダイアログ ユーザに操作指示を尋ねるために標準では UIActionSheetが用意されている。 UIActionSheetはモーダルなので、非モーダルにする場合は通常ツールバーを使う。 下は Pastebotの例。 ツールバーはボタンを赤くするにはカスタム...
Responses
Leave a Response