アプリのできるまで KickReminder

2013年9月16日月曜日 | Published in | 0 コメント

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着手から申請まで2週間程度でさくっと作ったアプリが先日リリースされた。
※8/26-9/8ぐらい




最近リマインダをよく活用するようになったが、標準アプリではアラームの設定が少々面倒でいつもストレスがかかる。そこでもっと速く登録できることに特化したものを作ってしまえと勢いだけで開発してみた。なお類似のアプリはすでにいくつかあったが自分の用途にはしっくりこなかった(あったら作ってない)。

今回はユーザインターフェイスの変遷を中心に開発状況を紹介してみる。

8/26 最初のプロトタイプ
基本的に画面遷移はあまり好きではないので、
入力を1画面でやってしまうというアイディアは最初からあった。
最低限、リスト(グループ)と日時を載せる必要があるので
まずは効率面から日時を横スクロールにしてみた。
なお同様の理由でキーボードは出しっぱなしとした。
いちいち出たり・引っ込んだりするとうっとおしい。

が、実機に入れて使ってみるとこれは非常に使いづらい。
特に画面の上方で横スクロールさせるのはストレスがある。



8/27 選択を縦に並べた
リストと日時の選択を縦に並べた。見た目はともかく
操作感は悪くない。基本型がここで固まった。
それとデザイン入れ。
プログラミング中にデザインを入れるのは開発スピードを殺す
最大の原因なんだけど、ついついやりこんでしまう。
デザインが入っている方が俄然やる気出るしね。
(※アプリは全部1人で作ってるのでデザインも自前)

フラットは基本にするとしても、白だけだとあまりにもしょぼい
感じがしたので枠を意識したカラーリングを入れてみる。
日付・時刻の並びは日→時の方が自然なので入れ替えた。
あとこの時点ではアラームを切る機能はテーブルビューの
セルに入っていた。


8/28 デザイン中
最上部にナビバーがあるのが標準的だがiPhone5の片手持ちでは
指が届きづらい。そこで下に持ってきた。標準と外れるが
利便性はいい。リストや日時のセル高さも低くなってきた。
この部分は何度も見た目と押しやすさを実機で確認しながら微調整した。
(おじさんの指の大きさだけでの確認だけど)


8/29 デザイン・デザイン
デザインは試行錯誤の連続。機能実装をそっちのけで
ああでもない・こうでもないとデザインを重ね、
実機に入れて何度も何度も眺め・さわりまくる。
こんなことやってたらいつまでたっても完成せんわな。
でもこういう時が一番楽しかったりする。
使い勝手はともかくナビバーは一番上にあるのが
デザイン的にはしっくりくる。


8/29 リストとアラーム用のツールバー
アラームの取り消しボタンは日付列の一番上においていたが
これはわかりにくいし使いづらい(いちいち一番上にスクロールが必要)。
どこかに置きたいがどうしても良い置き場がみつからない。
保存ボタンのバーでは意味合いが違う配置になるし、
遠すぎるので関連が薄くなる。
1行分取られるがツールバーを導入することに決めた。

あとこの辺りから履歴と追加情報(メモや優先順位)の
開発にも着手。時計のアイコンや三本線を作り
テキストフィールドの左右に配置。これを押すと左右に
画面がスライドして半開き状態でそれぞれの機能が
使えるようになる。左右スワイプでも左右画面を開けるが
明示的に機能の存在を示すためにアイコンは配置してある。


8/29 微調整
ひたすら変更→実機確認を繰り返す。


8/30 微調整
保存ボタンは文字だけにした。わかりやすいように
左に✓アイコンをつけてみた。このアイコンは
保存可能な時だけ緑色になり、そうでない時は
灰色となる(ボタンも押せない)。
アラーム用のツールバーは試行錯誤中。



9/3 ほぼ完成
アラーム用のツールバーは文字説明を記載。
文字は場所を取るので最初はアイコンも検討したが最後は文字にした。
冗長だがひと目でわかる、というのが一番の理由。


9/8 完成
できたー。必要な準備を整え申請。

追加情報画面。これまで紹介していなかった。

こちらは履歴画面。右スワイプで開く。

- - - -
今回のコンセプト=「シンプル」+「速い」
最初にコンセプトと決めていたので仕様面のブレや技術的な課題は無かった。なので作業の大半はユーザインターフェイスのデザインが中心になった。これだけ短い期間で開発したのは初めてで、開発速度が非常に遅い自分的には「あ、やればできるじゃん」的な妙な自身がついた。

アイコンやアプリ名は開発の一番最初につくるべきじゃないかと最近思い始めた。アイコンはラフスケッチでもいい。今まではアイコン作りや名前を考えるのは開発の後期も後期に着手していつも「ウンウン」困っていた。でもアプリのコンセプトって最初に決めるわけだから、本当はそれに合わせた名前とアイコンは最初に用意すべきじゃないかと(普通はそうだよね。。)。その方がコンセプトがブレにくいし、アイコンやアプリ名を眺めることで迷った時でも筋を通すことができる、気がする。もちろん最初のデザインは絶対では無いのでその後変わっていっていいと思うが、最初に決めることで方向性が明確になると思った。あと技術者が一人でアプリを作るとどうしてもプログラミングファーストになるけれど、作ったものをユーザへ提供する視点=マーケティング的な視点に立つなら最初のアプリ名やアイコンを含めた最初のコンセプトは重要だな、と今回はしみじみと感じた次第です。おわり。


リマインダを活用する方におすすめ。


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