Static Library用新規プロジェクト
Xcode を立ち上げて新規プロジェクトのテンプレートから "Cocoa Touch Static Library" を選ぶ。
このプロジェクトへ XCSampleClass を追加する。
@interface XCSampleClass : NSObject { } - (NSString*)helloString; @end
@implementation XCSampleClass - (NSString*)helloString { return @"Hellow World"; }メソッドがひとつだけの簡単なクラス。
ビルドすると libStaticLibrarySample.a が生成される。
ライブラリを利用するサンプル
作成したライブラリを利用するサンプルを用意する。
利用にあたって最低限必要な準備は次の2つ。
1. ヘッダファイルをプロジェクトへ追加する
2. ライブラリファイルをプロジェクトへ追加する
今回は最も安易な方法で進める。
まず View-based Application な新規プロジェクトをひとつ用意する。今回名前を UsingStaticLibrarySample とした。ビューに UILabel を貼りつけ、ここへ先程用意したライブラリの stringHello メソッドの戻り値を表示させてみる。
@interface UsingStaticLibrarySampleViewController : UIViewController { UILabel* label; } @property (nonatomic, retain) IBOutlet UILabel* label; @end
- (void)viewDidLoad { [super viewDidLoad]; XCSampleClass* obj = [[[XCSampleClass alloc] init] autorelease]; self.label.text = [obj helloString]; }
これをビルドすると当然だがコンパイルエラーが出る。
ヘッダファイル(*.h)が見つからない、と。そこで必要な準備を行っていく。
1. ヘッダファイルをプロジェクトへ追加する
先程作成したプロジェクトからヘッダファイル XCSampleClass.h をドラッグ&ドロップでサンプルプロジェクトへコピーする。
これでコンパイルは通るようになる。が、リンク時にエラーが出る。
これは当然でライブラリが無いから。
2. ライブラリファイルをプロジェクトへ追加する
ヘッダファイルと同じくライブラリプロジェクトから libStaticLibrarySample.a をドラッグ&ドロップでコピーする。
これでビルドが成功する。
実行してみよう。
出た。
その他
作成するライブラリのファイル名を変更したい場合はターゲットの情報を開き Packaging の「プロダクト名」を変更する。
ソースコード
GitHub からどうぞ。
StaticLibrarySample at static-lib-1 from xcatsan's iOS-Sample-Code - GitHub
UsingStaticLibrarySample at static-lib-1 from xcatsan's iOS-Sample-Code - GitHub
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