[iOS] AVFoundation のカメラでフォーカスと露出をタッチで合わせる

2011年12月2日金曜日 | Published in | 0 コメント

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AVFoundation を使い、タッチでフォーカスと露出を決められるカスタムカメラを作る。今日の主題はタッチフォーカス&露出なのでプレビューを表示するだけで撮影(画像の保存)は実装していない。

サンプル


まずはサンプルから。起動すると真ん中に四角が表示される。

この状態で任意の場所をタッチするとそこにフォーカスと露出が合う。

手前を合わせてみた。


実装 - プレビュー


カメラ入力をプレビュー表示する部分の説明は今回割愛する。この辺りは下記のドキュメントが詳しい。ひと通り読めば簡単に実装できる。

AV Foundation プログラミングガイド

もしくは



など。後者の本は iOS4 となっているが iOS5 でも十分に役立つ情報が掲載されている。おすすめの本。


実装 - フォーカスと露出


任意の点にフォーカスと露出をあわせるプロパティが用意されている。
AVCaptureDevice.h

@property(nonatomic) CGPoint focusPointOfInterest;
@property(nonatomic) CGPoint exposurePointOfInterest;
基本的にはここにフォーカスもしくは露出を合わせたい座標を入れればいい。

ただしこのプロパティに設定する値は次のルールに従う必要がある。

(1) 0.0〜1.0 に正規化した値
(2) ランドスケープ(横向き/ホームボタン右)の時の左上を原点とする座標系

「AVFoundation プログラミングガイド(PDF)」によれば次のように解説されている。
ホームボタンが右側になる横長モードでは、{0,0}が画像領域の左上を表し、{1,1}が右下を表します。これ
は、デバイスが縦長モードであっても同じです。


つまり通常のポートレイト(縦向き/ホームボタン下)の状態の時に画面上のタッチ位置をこれらに反映させるには、(1)の正規化と(2)の座標系への変換が必要になる。

(1)の正規化は単純に大きさで位置座標を割ってやれば良い。 (x/width, y/height)

ポートレイトの座標系(左上が原点)を使っている時のそれぞれの座標系の関係はこんな感じ。

x と y を入れ替えて、かつ y軸の方向に反転してやればいい。これは(1)の正規化が済んでいれば簡単にできる。

サンプルでのコードはこんな感じ。
- (void)setPoint:(CGPoint)p
{
    CGSize viewSize = self.view.bounds.size;
    CGPoint pointOfInterest = CGPointMake(p.y / viewSize.height,
                                          1.0 - p.x / viewSize.width);

フォーカスの場合は、この値を focusPointOfInterest へ渡し、focusMode を設定すれば良い。こんな感じ。
if ([videoCaptureDevice isFocusPointOfInterestSupported] &&
            [videoCaptureDevice isFocusModeSupported:AVCaptureFocusModeAutoFocus]) {
            videoCaptureDevice.focusPointOfInterest = pointOfInterest;
            videoCaptureDevice.focusMode = AVCaptureFocusModeAutoFocus;
        }

露出の方は、exposurePointOfInterest 渡すだけでは駄目で、もう少し手間が必要となる。
if ([videoCaptureDevice isExposurePointOfInterestSupported] &&
            [videoCaptureDevice isExposureModeSupported:
                  AVCaptureExposureModeContinuousAutoExposure]){
            self.adjustingExposure = YES;
            videoCaptureDevice.exposurePointOfInterest = pointOfInterest;
            videoCaptureDevice.exposureMode =
                  AVCaptureExposureModeContinuousAutoExposure;
        }
ここまではフォーカスとほぼ同じ。これに加えて露出の場合は、exposurePointOfInterest設定後に AVCaptureDevice の adjustingExposure プロパティを監視しこの値が NO(つまり露出合わせが終了)になったタイミングで exposureMode を AVCaptureExposureModeLocked にする必要がある。

- (void)viewDidLoad
{
   :
            [videoCaptureDevice addObserver:self
                                 forKeyPath:@"adjustingExposure"
                                    options:NSKeyValueObservingOptionNew
                                    context:nil];
   :
監視を設定しておき値が変化したら処理をする。
- (void)observeValueForKeyPath:(NSString *)keyPath
  ofObject:(id)object change:(NSDictionary *)change context:(void *)context
{
    if (!self.adjustingExposure) {
        return;
    }
    
 if ([keyPath isEqual:@"adjustingExposure"]) {
  if ([[change objectForKey:NSKeyValueChangeNewKey] boolValue] == NO) {
            self.adjustingExposure = NO;
            AVCaptureDevice* videoCaptureDevice =
            [AVCaptureDevice defaultDeviceWithMediaType:AVMediaTypeVideo];
            
   NSError *error = nil;
   if ([videoCaptureDevice lockForConfiguration:&error]) {
     [videoCaptureDevice setExposureMode:AVCaptureExposureModeLocked];
    [videoCaptureDevice unlockForConfiguration];
   }
  }
 }
}

試してみよう。まずは右にある MacBook Pro の明るい部分に合わせた。

次に手前の暗い 3GS。

うまくいったようだ。


ソースコード


GitHub からどうぞ。
CameraSample at 2011-12-02 from xcatsan/iOS-Sample-Code - GitHub


参考情報


iPhone4でサポートされてない露出モードのエラーが出たけど - Debian GNU/Linux 3.1 on PowerMac G4

露出の位置指定はここの情報が参考になった(紹介されているコードは若干不備がある 2011-12-03追記:記事著者の方が修正してくれました。素早い!)。また毎回値監視をつけたり外したりするのは管理しずらいのでサンプルでは viewDidLoad で監視を開始している(監視外しは今見たら入れ忘れてた→dealloc, viewidiUnloadなどに入れておく)。


github で Forkしてみる

2011年11月25日金曜日 | Published in | 0 コメント

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github にはソースを自分用にカスタマイズできる Fork という機能があるらしい。試してみた。

最初に github に自分のアカウントでログインしておきForkしたいソースのページを開く。そして右上の "Fork" ボタンを押す。

これだけ。自分のリポジトリに Forkされたリポジトリが作成される。

一旦、Fork したものは自分ですきなようにできる。例では MTStatusBarOverlay というライブラリを Fork してみた。

このライブラリにはサンプルアプリが付いていなかったので自分で作ってみる。Forkした先ほどのリポジトリを Clone して手元の PCへ持ってくる。

(参考)

Xcode でプロジェクトを開き、新しいターゲットを追加する。


簡単な動作確認なので Single View Application を使う。
ターゲットが追加された。

スキーマも一緒に作ってくれるのですぐにビルドできる。

アプリを動作させる為に必要なファイル一式も作成されている。

適当にコードを書いて動作確認が終わったらコミットする。GitHub.app で cloneしたならコミットもここでできる。
コミットが終わった。続いて github と同期を取る(git push する)。

完了。


github サイトで確認。でてる。

一旦 Fork してしまえば元のソースを気にせずカスタマイズができる。検証目的でいろいろコードを修正したい場合も便利。


[Mac] Lion から導入された XPC Services

2011年11月24日木曜日 | Published in | 0 コメント

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Mac OS X 10.7 から XPC Services という仕組みが導入された。

リファレンスによれば XPC Services は単一のアプリケーション専用に利用できる軽量なヘルパーツール(lightweight helper tools)と定義されている。アプリのバンドル内に組み込んで実行時に利用するのでこの点を見れば通常のライブラリと似ている。ライブラリと大きく異なるのは、XPC Services はアプリとは独立して動作していて、XPC Services がクラッシュしてもアプリに影響を与えない点。XPC Services は launchd管理下にあり、起動・停止の他、クラッシュした場合の再起動まで面倒見てくれる。こう見ると XPC Services はOS上のプロセスに近い(プロセスなのかまでは調べきれなかったがプロセス間通信と説明されているのでそうなんだと思う。Mac OS X で何か軽量なプロセスが用意されているのだろうか。)。

アプリが XPC Services を利用する場合は XPC Services API を利用する。このAPIは GCDをサポートしている。


XPC Services を使う用途として次の2点が挙げられている。
  1. 安定性の向上 〜 XPC Services が落ちてもアプリには影響を与えない。
  2. セキュリティの向上 〜 XPC Services毎にアクセス制御を細かく設定できて、アクセス可能な範囲を本体のアプリとは分離できる。Sandboxでの利用が想定されている。

Xcode4.2では XPC作成用のテンプレートが用意されている。
XPCを利用するには XPCをテンプレートから作成し、アプリに組み込めば良い。

以下はテンプレートから生成されたコード。
static void TestService_peer_event_handler(xpc_connection_t peer, xpc_object_t event) 
{
 xpc_type_t type = xpc_get_type(event);
 if (type == XPC_TYPE_ERROR) {
  if (event == XPC_ERROR_CONNECTION_INVALID) {
   // The client process on the other end of the connection has either
   // crashed or cancelled the connection. After receiving this error,
   // the connection is in an invalid state, and you do not need to
   // call xpc_connection_cancel(). Just tear down any associated state
   // here.
  } else if (event == XPC_ERROR_TERMINATION_IMMINENT) {
   // Handle per-connection termination cleanup.
  }
 } else {
  assert(type == XPC_TYPE_DICTIONARY);
  // Handle the message.
 }
}

static void TestService_event_handler(xpc_connection_t peer) 
{
 // By defaults, new connections will target the default dispatch
 // concurrent queue.
 xpc_connection_set_event_handler(peer, ^(xpc_object_t event) {
  TestService_peer_event_handler(peer, event);
 });
 
 // This will tell the connection to begin listening for events. If you
 // have some other initialization that must be done asynchronously, then
 // you can defer this call until after that initialization is done.
 xpc_connection_resume(peer);
}

int main(int argc, const char *argv[])
{
 xpc_main(TestService_event_handler);
 return 0;
一種のサーバとして動作するのでイベントが来たときの処理を書いていく。


アプリは XPC Services のconnection系 APIを使い、アプリと XPC間で通信を行う。以下は connection.h で定義されている関数。
xpc_connection_cancel
xpc_connection_create
xpc_connection_get_asid
xpc_connection_get_context
xpc_connection_get_egid
xpc_connection_get_euid
xpc_connection_get_name
xpc_connection_get_pid
xpc_connection_resume
xpc_connection_send_message
xpc_connection_send_message_with_reply
xpc_connection_send_message_with_reply_sync
xpc_connection_set_context
xpc_connection_set_event_handler
xpc_connection_set_finalizer_f
xpc_connection_set_target_queue
xpc_connection_suspend


参考情報


Mac OS X Technology Overview: Kernel and Device Drivers Layer
XPCの紹介


Daemons and Services Programming Guide: Designing Daemons and Services

XPCの概要


Daemons and Services Programming Guide: Creating XPC Services
XPC Services の利用説明


API Reference: XPC Services API Reference


App Sandbox Design Guide: App Sandbox in Depth
Sandbox での XPCの利用について。


- - - -
単一アプリ専用のプロセスを動かして利用するというアイディアは面白い。Sandbox での安全性を高めるのが目的と思われるが、うまく使えば再利用性の高い簡易サーバプロセスとして利用できそう。


新サイト「Cocoaの日々情報局」を開設しました

2011年11月21日月曜日 | Published in | 2 コメント

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サイトを新設しました。



最近このブログでiOSの開発情報提供を積極的にやってきましたが今後は「Cocoaの日々情報局」にその役割を移します。このブログ「Cocoaの日々」は前までのスタイル(開発日誌、検証情報や自作ライブラリの紹介など)に戻ります。

興味があれば新しいサイトをのぞいてみて下さい。
今後もよろしくお願いします。


[iOS] iOS5から追加された新しい通知の有無を判定する

2011年11月19日土曜日 | Published in | 0 コメント

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例えば UIKeyboardWillChangeFrameNotification の通知を受け取りたい。普通に NSNotificationCenter へ登録すればいいのだが、iOS 4 でこれを実行するとクラッシュする。
この通知は iOS5 から導入された新しいもので iOS4 に無いのが原因。この通知名は NSString* const で定義されている。
// UIWindow.h

UIKIT_EXTERN NSString *const UIKeyboardWillChangeFrameNotification
     __OSX_AVAILABLE_STARTING(__MAC_NA,__IPHONE_5_0);

そこでこの定数の有無をチェックしたい。調べると Appleがドキュメントを出していた。

SDK Compatibility Guide: Using SDK-Based Development

この中に通知に関する記述がある(以下、引用)。
Check the availability of an external (extern) constant or a notification
name by explicitly comparing its address—and not the symbol’s bare name—to NULL or nil.

なるほど通知名のアドレスが NULLかどうかをチェックすれば良いらしい。さっきのコードはこう書ける。
if (&UIKeyboardWillChangeFrameNotification != NULL) {
        [[NSNotificationCenter defaultCenter] addObserver:self
                                                 selector:@selector(keyboardWillChangeFrame:)
                                                     name:UIKeyboardWillChangeFrameNotification
                                                   object:nil];

通知シンボルの前にアドレスを表す & を付けるのがポイント。これを忘れるとやっぱり EXC_BAD_ADDRESS でクラッシュ。

- - - - -
上述の Apple のリファレンスには他にも互換性を保つための実装情報が載っていて参考になる。






[Info] Objective-C で Singleton Pattern

2011年11月18日金曜日 | Published in | 0 コメント

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+allocWithZone: までもオーバーライドしてとことんシングルトンにこだわった記事。大抵の場合ここまで必要は無いと思うがいつか役にたつかも。



参考情報


Cocoaの日々: [iOS][Mac] dispatch_once を使ったシングルトン

[Info] AFNetworking

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ポスト ASIHTTPRequest と注目されているネットワークライブラリ。


並列実行に NSOperation を使い Blocks を使った APIを提供している。

用意されているクラス、プロトコル、カテゴリの一覧
AFHTTPClient
AFHTTPRequestOperation
AFImageCache
AFImageRequestOperation
AFJSONRequestOperation
AFNetworkActivityIndicatorManager
AFPropertyListRequestOperation
AFURLConnectionOperation
AFXMLRequestOperation
Protocol References
AFMultipartFormData
UIImageView(AFNetworking)
基本となるHTTPアクセスの他、画像のキャッシュや JSON/XML/PropertyList処理なども用意されている。

以下、READMEから抜粋。
// JSON Request
NSURLRequest *request = [NSURLRequest requestWithURL:
    [NSURL URLWithString:@"https://gowalla.com/users/mattt.json"]];
AFJSONRequestOperation *operation =
    [AFJSONRequestOperation JSONRequestOperationWithRequest:request
        success:^(NSURLRequest *request, NSHTTPURLResponse *response, id JSON) {
            NSLog(@"Name: %@ %@", [JSON valueForKeyPath:@"first_name"],
                   [JSON valueForKeyPath:@"last_name"]);
        } failure:nil];

NSOperationQueue *queue = [[[NSOperationQueue alloc] init] autorelease];
[queue addOperation:operation];
データの種類ごと(上記例は JSON)に用意された AFHTTPRequestOperation を作成し、ここに Blocksで成功時の処理を書いておく。それを最後に NSOperationQueue へ投入するだけ。いくつかステップを踏む必要はあるが元々の NSOperation系APIを素直に活用しているので汎用性がある(あ、 JSONライブラリを別途用意する必要も無いのか)。

// Image Request
UIImageView *imageView = [[UIImageView alloc]
   initWithFrame:CGRectMake(0.0f, 0.0f, 100.0f, 100.0f)];
[imageView setImageWithURL:[NSURL URLWithString:@"http://i.imgur.com/r4uwx.jpg"]
    placeholderImage:[UIImage imageNamed:@"placeholder-avatar"]];
URLから画像を取得して直接 UIImageViewを作成するメソッドもある。これは簡単でいいかも。

// File Upload with Progress Callback
NSData *imageData = UIImageJPEGRepresentation([UIImage imageNamed:@"avatar.jpg"], 0.5);
NSMutableURLRequest *request = [[AFHTTPClient sharedClient]
   multipartFormRequestWithMethod:@"POST" path:@"/upload"
   parameters:nil constructingBodyWithBlock: ^(id formData) {
  [formData appendPartWithFileData:data mimeType:@"image/jpeg" name:@"avatar"];
}];

AFHTTPRequestOperation *operation = [[[AFHTTPRequestOperation alloc]
   initWithRequest:request] autorelease];
[operation setUploadProgressBlock:
  ^(NSUInteger totalBytesWritten, NSUInteger totalBytesExpectedToWrite) {
    NSLog(@"Sent %d of %d bytes", totalBytesWritten, totalBytesExpectedToWrite);
}];

NSOperationQueue *queue = [[[NSOperationQueue alloc] init] autorelease];
[queue addOperation:operation];
POST/マルチパートによるファイルアップロード処理。簡潔でわかりやすい。setUploadProgressBlock: で進捗状況をハンドリング可能。

- - - -
比較的抽象度が高く複雑な記述なしに簡単に利用できそう。ASIHTTPRequest が機能を重ねていってAPIが肥大化気味で複雑になってしまったのに対し、よく使われる機能だけに的を絞ったある意味潔いシンプルなAPI思想が個人的には気に入った。実際に使って試してみたい。


参考情報


AFNetworking Reference
AFNetworking のリファンレンスマニュアル(appledoc)

iPhone アプリ開発コミュニティのネットワークライブラリが ASIHTTPRequest から AFNetworking への移行の流れ? - laiso - iPhoneアプリ開発グループ
...と、いうことらしい。ASIHTTPRequest のメンテが終了とは知らなかった。うーむ。

人気があるのは確かなようで GitHub の Weekly/Monthly Most Wached Project としても最近上位に来ている。
watch と fork は 1,283 123 と ASIHTTPRequest にはまだ及ばないものの相当数ある。

Gowalla Engineering / AFNetworking: A Delightful Networking Library for iOS and Mac OS X

AFNetworkingの解説記事。


[Info] アプリ紹介サイトを作る時に参考になる情報

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よく出来たアプリのサイトが60ほど紹介されている。

どのサイトも綺麗にできてる。
アプリ用のサイトを作る時の参考になる。

[Info] ネットワーク接続状況検出ライブラリ

2011年11月17日木曜日 | Published in | 0 コメント

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Abizern/NPReachability - GitHub


Blocks、KVOに対応。また ARCにも対応している。

typedef void (^ReachabilityHandler)(NPReachability *curReach);
- (id)addHandler:(ReachabilityHandler)handler;

@property (nonatomic, readonly, getter=isCurrentlyReachable) BOOL currentlyReachable;
@property (nonatomic, readonly) SCNetworkReachabilityFlags currentReachabilityFlags;

接続状況が変化した時に handerで定義した Blocksが実行される。引数に NPReachability を取り、接続・非接続の判断は currentlyReachableプロパティ、接続の種類(状況)は currentReachabilityFlagsプロパティで取得できる。

非常にシンプルで最低限の APIだけが提供されていてなかなかいい。


参考情報


Cocoaの日々: [iOS] ネットワーク接続状況取得ライブラリを公開
こちらも参考にどうぞ。



[Info] 日本語による ARC の紹介記事

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@natsun_happy さんによる ARCの解説。


ARCの基本的なところが押さえられているのでこの記事でひと通りの知識が得られる。

また図による説明がとてもわかりやすい。

- - - -
日本語での解説はうれしいし、
なによりも @natsun_happy さんの文章は読みやすいくてわかりやすい。
今後も期待。


[Info] iPhone版Safariのようなページ切替ビュー

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iPhone版Safariのようなページ切替ビュー。こんなやつ。
ページを挿入・削除するとアニメーションが起こる。

タップするとアニメーションして画面にフィットする。画面上部にヘッダビューを付けてカスタマイズすることができる。

使い方は、まずHGPageScrollView を作りメインのビューへ貼る。
HGPageScrollView *pageScrollView =
   [[[NSBundle mainBundle] loadNibNamed:@"HGPageScrollView" owner:self options:nil] objectAtIndex:0];

[self.view addSubview:pageScrollView];
サンプルではページの定義を XIBファイルで行っていた。XIBで定義すれば容易にカスタマイズできる。

後は Data Source/Delegate を実装すればいい。
@protocol HGPageScrollViewDataSource 
@required
// Page display. Implementers should *always* try to reuse pageViews by setting each page's reuseIdentifier. 
// This mechanism works the same as in UITableViewCells.  
- (HGPageView *)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView viewForPageAtIndex:(NSInteger)index;

@optional

- (NSInteger)numberOfPagesInScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView;   // Default is 1 if not implemented

// you should re-use the UIView that you return here, only initialize it with appropriate values. 
- (UIView *)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView headerViewForPageAtIndex:(NSInteger)index;  

- (NSString *)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView titleForPageAtIndex:(NSInteger)index;  
- (NSString *)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView subtitleForPageAtIndex:(NSInteger)index;  

@end

@protocol HGPageScrollViewDelegate

@optional

// Dragging
- (void) pageScrollViewWillBeginDragging:(HGPageScrollView *)scrollView;
- (void) pageScrollViewDidEndDragging:(HGPageScrollView *)scrollView willDecelerate:(BOOL)decelerate;

// Decelaration
- (void)pageScrollViewWillBeginDecelerating:(HGPageScrollView *)scrollView;
- (void)pageScrollViewDidEndDecelerating:(HGPageScrollView *)scrollView;

// Called before the page scrolls into the center of the view.
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView willScrollToPage:(HGPageView*)page atIndex:(NSInteger)index;

// Called after the page scrolls into the center of the view.
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView didScrollToPage:(HGPageView*)page atIndex:(NSInteger)index;

// Called before the user changes the selection.
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView willSelectPageAtIndex:(NSInteger)index;
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView willDeselectPageAtIndex:(NSInteger)index;

// Called after the user changes the selection.
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView didSelectPageAtIndex:(NSInteger)index;
- (void)pageScrollView:(HGPageScrollView *)scrollView didDeselectPageAtIndex:(NSInteger)index;

@end


よく出来てる。見た目がなかなかいい。


[Info] 標準アプリ、フレームワークで使用されている画像を抽出する

2011年11月16日水曜日 | Published in | 2 コメント

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標準アプリ、フレームワークで使用されている画像を抽出するツール。


標準アプリ、フレームワークの画像

絵文字

プライベートAPI(UIGlassButton)を利用してボタン画像を生成するツール

シミュレータで実行して保存ボタンを押すと Mac上に画像一式が保存される。


なおシミュレータのデバイスを iPhone(Retina)で実行すると Retina用の解像度でファイルが保存される(@2x)。


[Info] Core Data 用 Active Record ライブラリ

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Ruby on Rails の Active Record にインスパイアされて作成されたライブラリ。Core Data をベースに Active Record 相当の APIを提供する。


Rails の Active Record ライクな APIが提供されている。以下 READMEからの転載。
NSArray *people = [Person findAll];
NSArray *peopleSorted = [Person findAllSortedByProperty:@"LastName" ascending:YES];
Person *person = [Person findFirstByAttribute:@"FirstName" withValue:@"Forrest"];

フェッチ
結果をブロックで処理できる。
[[Person findAll] each:^(Person* p) {
    NSLog(@"Found %@",p.name);
}];
NSArray* fatherArray = [[Person findAll] map:^id(Person* p) {
    return p.father;
}];
[fatherArray each:^(Person* p) {
    NSLog(@"Found %@",p.name);
}];

レコードの作成
Person *myNewPersonInstance = [Person createEntity];

レコードの削除
Person *p = ...;
[p  deleteEntity];

別スレッド実行用のメソッドもあり。専用の NSManagedContextObjectをスレッド毎に用意して処理している。
+ (void) performSaveDataOperationWithBlock:(CoreDataBlock)block;
+ (void) performSaveDataOperationInBackgroundWithBlock:(CoreDataBlock)block;

これまたブロック構文も用意されている(便利)。
typedef void (^CoreDataBlock)(NSManagedObjectContext *);

- - - -
結構便利なメソッドが提供されているので、Core Data を使う場合に利用を検討したい。






[Info] 写真ライブラリから複数画像を選択できるライブラリ

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サンプルの実行例。こんな感じで複数選択できる。

選択結果はデリゲートで受け取れる。
@interface ELCImagePickerController : UINavigationController {

 id delegate;
}

@property (nonatomic, assign) id delegate;

-(void)selectedAssets:(NSArray*)_assets;
-(void)cancelImagePicker;

@end

@protocol ELCImagePickerControllerDelegate

- (void)elcImagePickerController:(ELCImagePickerController *)picker
     didFinishPickingMediaWithInfo:(NSArray *)info;
- (void)elcImagePickerControllerDidCancel:(ELCImagePickerController *)picker;

アルバムの選択用のクラスも用意されている。

@interface ELCAlbumPickerController : UITableViewController {
 
 NSMutableArray *assetGroups;
 NSOperationQueue *queue;
 id parent;
    
    ALAssetsLibrary *library;
}

@property (nonatomic, assign) id parent;
@property (nonatomic, retain) NSMutableArray *assetGroups;

-(void)selectedAssets:(NSArray*)_assets;

@end

悪くない。

[Info] ノンブロッキング/非同期処理ライブラリ - libuv

2011年11月15日火曜日 | Published in | 0 コメント

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nodejs用に作られたもので WindowsのIOCP、Unix上の libenvをラップしている。Non-blocking TCP sockets や Asynchronous DNS など標準では用意されていない便利な APIが提供されている。

joyent/libuv - GitHub

以下、Features を転載
  • Non-blocking TCP sockets
  • Non-blocking named pipes
  • UDP
  • Timers
  • Child process spawning
  • Asynchronous DNS via c-ares or uv_getaddrinfo.
  • Asynchronous file system APIs uv_fs_*
  • High resolution time uv_hrtime
  • Current executable path look up uv_exepath
  • Thread pool scheduling uv_queue_work
  • ANSI escape code controlled TTY uv_tty_t
  • File system events Currently supports inotify, ReadDirectoryChangesW and kqueue. Event ports in the near future. uv_fs_event_t
  • IPC and socket sharing between processes uv_write2

ネタ元はここ。
iOS 対応のパッチを提供してくれたとのこと。いいね。


[Info] UIView の contentStrecth による変形記事の紹介

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contentStretch を使った画像変形の解説。図入りでわかりやすい


例えばこんな設定をすると
imageView.frame = CGRectMake(10.0, 10.0, imageSize.width*1.2, imageSize.height); 
円形がこのように変形する。



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