[iOS] UIWebView でリッチテキスト形式のファイル(*.rtfd)を表示する

2010年12月29日水曜日 | Published in | 0 コメント

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[前回] Cocoaの日々: [iOS] UIWebView でワード書類を表示する

Mac OS X では意外と使いでのあるリッチテキスト形式のファイルも試してみた。

サンプル


元となるリッチテキスト形式のファイルは図入りのものを用意した(Mac OS X 10.6上のテキストエディットで作成した)。拡張子は *.rtfd になる。

iPhoneシミュレータでの実行結果。

iPadシミュレータでの実行結果。悪くない。

全体的に再現性は高い。もともとリッチテキストの表現能力が高くないせいだろう。


実装


基本的にこれまでと同じ
Cocoaの日々: [iOS] UIWebView でエクセルシートを表示する

図入りのリッチテキスト形式の場合、拡張子が .rtfd で実体はフォルダ(パッケージ)となる。UIWebView で読み込む場合は、この rtfdをZIP圧縮して *.rtfd.zip という形で使う。
- (void)load4:(id)sender
{
 NSURL* url = [[NSBundle mainBundle] URLForResource:@"sample4"
           withExtension:@"rtfd.zip"];
 NSURLRequest* req = [NSURLRequest requestWithURL:url];
 
 [self.webView loadRequest:req]; 
 
}

[参考] Technical Q&A QA1630: Using UIWebView to display select document types
上記より引用:

IMPORTANT: Rich Text Format Directory (.rtfd) documents are document packages and must be ZIP compressed for UIWebView to recognize them. You must retain both extensions in the file name, such as document.rtfd.zip.
iWork '09 documents do not use a package format and must not be ZIP compressed.


ソースコード


GitHub からどうぞ。
xcatsan/iOS-Sample-Code at 2010-12-29 - GitHub



備考


RTFDは開発ドキュメントを書くのに意外と役立つ。Xcodeだと標準で表示・編集ができて Subversion/Git にソースコードと一緒に同梱することができる。実装情報やバージョンアップ時の運用方法などソースコードの運用に必要なドキュメントに使うと良いと思う。

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